ネパールで有名なスワヤンブナート寺院でピースポール
カテゴリー:ピースポール
「世界人類が平和でありますように」のメッセージを掲げた平和の柱は、希望と団結、非暴力の力強く明確なメッセージとして立ちます。平和の柱に刻まれた「地球に平和あれ」のメッセージは、それを見るすべての人に理解と優しさ、協力を選ぶよう呼びかけます。平和の柱は、異なる文化、異なる国、異なる背景を持つ人々が調和して共に生きることを促し、未来の世代のために平和な世界を築くという私たちの共通の決意を強める助けとなります。
ネパールにおいて、スワヤンブナート寺院(通称モンキーテンプル)は最も古く神聖な仏教遺跡の一つである。カトマンズの丘の上に位置するこの寺院からは、谷全体を見渡す美しい景色が広がる。象徴的な仏眼を持つメインのストゥーパは、知恵と慈悲を象徴している。毎日、数千人のネパール人と観光客が寺院を訪れます。こうした状況と世界の平和の重要性を踏まえ、私たちはスワヤンブナート寺院の敷地内に平和の柱を建立しました。これは人類の幸福のために平和のメッセージを広め、恐怖や暴力、紛争を減らし、社会が平和と調和の中で生きることを可能にするためです。
スワヤンブナート寺院を訪れた際、平和の柱がやや色あせ、メッセージが読みづらくなり、塗料の輝きが失われていることに気づきました。ご存知のように、平和の柱は日光や雨、風にさらされるため、長い年月を経て色あせることがあります。しかし、この柱の色あせの主な原因は猿によるものです。寺院には多くの猿が生息しており、彼らは柱の上で遊び、飛び跳ね、探検するのが大好きだからです。しかしながら、平和の柱が「世界に平和あれ」という重要なメッセージを掲げている以上、それは明確で目に見える状態を保たねばならないと私たちは確信しています。
これら全ての意見を考慮し、スワヤンブナート寺院の敷地内において、スワヤンブ管理保存連盟(FSMC)の許可を得て、2025年11月24日に古びた平和の柱を新しい平和の柱に交換しました。これにより、寺院を訪れそれを見る全ての人々にとって、そのメッセージが力強く、美しく、そして感動的なものとなるよう努めました。これは地域社会と世界に平和を根付かせるための、私たちの継続的な取り組みの一環です。
スマン・L・シュレスタ
ネパール、カトマンズ
*その平和の柱の正確な設置日は存じ上げません。ただし、1999年10月31日にスワヤンブナート寺院管理保存連盟(FSMC)の許可を得て、同寺院敷地内に平和の柱を設置しました。その後、FSMCはマスタープランに基づき当該平和の柱を移設しました。それが同一のものか別物かは定かではありません。ただし、参考までにその写真を同封いたします。

ピースポールを建て替えてくださったスマン・シュレスタご夫妻

建替えにご協力くださった柴田さんファミリー
10月19-22日に南アフリカ共和国西ケープ州の小さな町に住むゾラニ青少年合唱団を日本人グループ5名が訪れ、彼らと歌を通じた交流を深めました。日本の文化を紹介する交流会で、コサ語と英語のピースドールと卓上ピースポールをプレゼントしてとても喜ばれました。

地球に響く"希望のうた"を彼らとともに世界へ届けたい、という日本人シンガーのあるまさんの思いから、このツアーは実現しました。1日目は音楽祭ステージにともに立たせていただき、2日目はイギリスの高校生らと彼らが交流する会に参加させていただき、3日目には私たち日本から舞踊や着付け、瞑想などを紹介し、一緒に歌う交流会の時間を持ちました。

卓上ピースポールをもった男性:シマムケーレさん
合唱団はそのメンバーの多くが正式な音楽教育を受けたことがないにもかかわらず、国際的なアカペラ大会でグランプリを獲得するなど、目覚ましい成果を上げています。大地の響きと共鳴する力強さと美しいピュアなハーモニーを奏でる歌声の彼らとの時間は、言葉を越えて喜びでつながり合える未来を確信し、全員が深い感動に包まれました。
最終日に合唱団指導者のオドュワ氏は、自分たちのハーモニーを生み出す大切な原点である小さな練習場に私たちを招待してくれました。そこでお互いに歌を贈り合ったのちに、彼は「私たちは家族、同じだ」という素晴らしい言葉を私たちに伝えてくれました。

・オドゥワ・ンヴゥンゲ氏/写真右端 練習場前にて
互いに違いを超えた同じ存在であることを魂で感じ合えた貴重な体験でした。
日本と南アフリカ、これからさらに彼らとの交流が深まってゆくことでしょう。
彼らの歌声もぜひ聴いてください。
【動画貼付】https://www.youtube.com/watch?v=MrQkMvdzdQ4
・歌手あるま
愛と平和を伝える多国籍音楽グループ、"Women of the World"リーダー。
数々の国際アカペラコンテストで優勝。13カ国を超える国々を巡り、愛と平和の歌を届ける。2024年夏、18年間の米国生活に終止符を打ち、日本に帰国。日本の美しい水と緑から得た叡智とインスピレーションを元に、心と魂を震わせる声と音の波動を世界に発信していくアーティストとしてコンサートや作品制作を精力的に行っている。 https://www.youtube.com/user/suniausa
May peace prevail on Earth
E.I.
広島県千光寺と糸碕神社のピースポール修復
カテゴリー:その他

6月15日、広島県尾道市大宝山中腹にある弘法大師が開いた千光寺(標高140m)の尾道湾を見渡せる場所のピースポールをリニューアルしました。
これは40年前に建立したピースポールで、文字が見えなくなっているとのお知らせを福井のピースフレンズから聞き行ったものです。千光寺山は有名な観光地でもあり、ぜひ修復しなければと思い広島、尾道の有志6名で行ってきました。
2面は貼り換えましたが、他の2面は十分に見えましたのでそのままにし、近くの国道2号線沿いの糸碕神社の修復に使わせていただきました。糸碕神社は、天平元年(729年)創建の長い歴史を持つ有名な神社です。ピースステッカーも愛知の方に送って頂くなど、全国ネット連携での修復でした。(T.S.)
9月27日、イタリア中部トレンティーノ市のマクロビオティックグループ約30人とフラッグセレモニーをしました。
レストラン横の大きい広場でセレモニーをしていたら、アジアの途中で雷雨になって、レストラン前の小さなベランダで雨をしのぎながらのセレモニーになりました。大陸毎に、ダライ・ラマ、昌美先生、フィンドホーンのアイリーンなどの平和についての詩、聖フランシスコの素朴な祈り、などの朗読をし、小国旗のフラッグセレモニーでイタリア語と世界各国語で祈りました。可愛い子供達4人も騎手になってくれました。時々勝手に順番入れ替わってしまって、並び替えるというハプニングもありましたが、レストランで働く人達と家族、友人や常連客の人達で、ファミリーの雰囲気でした。
参加者が本当に集中して声を合わせて一つ一つの国を祈ってくれて、みんなの心がひとつになったのがしっかり感じられて嬉しかったです。レストラン経営者に卓上ピースポールを贈呈し、参加者にはピースドールをプレゼントしました。
(S.T)

コンゴ民主共和国の南東部のルアラバ州の州都コルウェジでは、国際平デー記念行事を9月26日金曜日にずらして世界平和財団がLiving Peaceとのパートナーシップで行いました。式典はフィットネスルームで開催され、名誉ゲストとして、平和大使のサークルに新たに加わったジーノ博士が出席しました。コンゴ民主共和国の世界平和財団の国内代表である私のスピーチでは、ピースポールと折り鶴を紹介し、アフリカ初の平和聖地をカンディ村に設立することの重要性を強調しました。その後、学生たちに旗手を務めてもらいフラッグセレモニーを行いました。国旗とカード国旗を使いましたが、カード国旗はピースポールの周りに並べられました。
この他、世界各地から寄せられた多数のメッセージが平和の大使たちによって読み上げられました。一日のハイライトは、ジョン・マクタ博士による新しい平和大使の任命式でした。新たに任命された5名の中には、土地の首長たちや市民社会のメンバーなどが含まれています。新たに任命された人々は、自分たちの周りで平和を永続させることを約束しました。今日、平和財団は私たちを励まし続けてくれる都市で活動し、平和への努力を続けることを促しています。(世界平和財団代表 ジョン・ムクタ・ムヒアナ)

ミラノ最古のカトリック教会での奇跡的なフラッグセレモニー
カテゴリー:ピースセレモニー
私は長年イタリアでMPPOEの平和活動を続けていますが、教会前や中庭でのフラッグセレモニーは出来ますが、カトリック教会内聖壇前でのセレモニー実現は難しいものでした。そうした中、7月6日、急な大雨警報と様々な偶然が重なって、ミラノ市のフランシスコ派カトリック教会、サンタ・マリア・アッラ・フォンテ教会の中、聖壇前でWPPCを行うことができました。フランシスコ派のそのカトリック教会は、ミラノで一番古く、元は1000 年前に建立された教会で、小さいながらも、素晴らしい教会です。
最初は、この教会があるキエーサ・ロッサ公園で行う予定でしたが、大集中豪雨警報により、ミラノ市のすべての公園が一時閉鎖され、この教会の中でできることになりました。カトリック教会の中で出来るなど、夢にも思っていなかったので、本当に嬉しいことでした。セレモニー前に物凄い嵐が来ましたが、セレモニーの始まるころには収まりました。
長年、ミラノで平和活動をしている友人、ラウラさんが公園の中の図書館の館長で、ミラノ市の後援を受けて、キエーサ・ロッサ図書館、アティール大劇団と、私がイタリアのピースレップである、May Peace Prevail On Earth Internationalの三つの団体の共催となり、素晴らしいセレモニーが成就しました。
教会の使用を許可して下さった、フランシスコ派のマウロ神父様は、最初にスピーチしてくださり、聖フランシスコ様の「素朴な祈り」も、朗読して下さいました。各大陸が始まる前に、私たちが選んだ平和のメッセージを、劇団の人が素晴らしく朗読して下さり、とても心に響きました。昌美先生のふたつの詩もセレモニーの最初と最後に朗読して頂きました。
参加者は、セレモニー直前のイベント「平和の詩」の朗読会に来て下さっていた意識の高い人々、大雨の中でもセレモニーに来て下さった方々、アティール劇団員の30人くらいの人たちと図書館スタッフ、MPPOEの仲間たちでした。
時間制限が無かったので、イタリア語のあと、世界各国の言語でのお祈りをゆっくり捧げ、参加者は声を合わせ、心をひとつに祈りました。ラウラさんはセレモニー中、ずっとアースフラッグを掲げていました。教会の席はほとんど満席でしたが、劇団員に加えて、座っていた多くの人たちが旗手になって下さいました。
最後には、劇団の人たちが用意した平和の布が教会の真ん中の通路に広げられ、参加者が布を一緒に持って波立たせました。聖壇には世界中の国旗が並んで、素晴らしい光景でした。みんなの心が本当にひとつになって、教会はパワフルな愛と感動に包まれ、泣いている人たちもいました。
(S. T.)
感動のフルレポートを読みたい方はこちら
ミラノの教会WPPCフルレポート.docx
ICANがベルリンの公園にピースポール建立
カテゴリー:ピースポール
7月8日、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の ドイツ支部は、クラウスニック三角地区協会、ドイツ平和評議会、ベルリン平和の鐘協会、そして多くの熱心な近隣住民の皆様とともに、クラウスニック公園を非核地域として宣言し、ピースポールが建立しました。これには複数の言語で「世界人類が平和でありますように」と刻まれています。
また、2本のイチョウの木が植樹され、来賓の方々はその種子を持ち帰ることもできました。広島の生存の象徴であるイチョウは、他のどの木よりも希望と回復力を表しています。
スピーチの中で、私たちの代表者アイシャは、このような地域の取り組みの重要性を強調しました:
「ICANでは、核兵器のない世界を実現するために、政治的活動、教育、国際的なネットワークづくりを通じて日々活動しています。しかし、このような場所を通じてもそれは可能です。なぜなら、核兵器のない世界への道のりは、小さな勇気ある歩み--ここクラウスニック公園でのような--から始まるからです。」
彼女は、被団協の佐久間邦彦理事長がベルリン訪問中に語ったの感動的な言葉を熱く語りました。「核兵器を巡る状況は、--過去のことではなく、未来のためにあります--そしてこの未来は私たちの手の中にあります。」
クラウスニック公園の新しい非核地帯は、絶えず成長するネットワークの一部です:
• 73か国が核兵器禁止条約を批准しています
• ドイツの約150の都市と地区が都市アピールを支持しています
• 連邦、州、EU レベルの400人以上の議員が私たちの議会宣言に署名しています
• そして約122,000人がすでに私たちの請願に署名しています
このような取り組みの度に、人々の大多数は核兵器のない世界を望んでいることがわかります。
このピースポール建立の陰の立役者は、ベルリン平和の鐘協会のアンヤ・メーヴェス会長です。(グレーの短髪で、明るい緑のベストを着ている方)彼女はピースポールプロジェクトを愛しており、ベルリンでの建立活動の「原動力」です 。
ICANの報告記事
https://www.icanw.de/neuigkeiten/atomwaffenfreie-zone-eroeffnet-krausnickpark-berlin/
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ミュンヘンオフィス報告
5月25日(日) 第9回高山寺WPPCを行いました。感謝を込めてご報告させていただきます。いつものは桜の季節の3月に行っていますが、今年は、久しぶりに5月に開催することになりました。また、4月のサムハラ神社のWPPCに続き、大阪支部の皆さまの全面的なご協力で、音声、画像も共にクリアーな配信が出来ました。
小国旗に関しましても、香川県の会員の方々のご協力で、これを使わせていただきました。「世界平和の祈り」を日々、実践しておられる会員の皆様のご協力に支えられ今回も開催させていただいたことに改めて深く感謝申し上げます。
今回、現地では、地元の皆様に加え、大阪府、愛知県、広島県、兵庫県、京都府、三重県、佐賀県、神奈川県からもご参加いただきました。世界の平和を祈り続けて来られた地元の方々と一緒にお祈りできることは、私たちにとってたいへんな喜びです。フラッグセレモニーの始まる前には、高山寺に墓所のある植芝盛平翁が岩間の道場で開かれた「合気例大祭」について、65年前の思い出を横浜の大久保忠男さんが語ってくださいました。
全ての国の人々や自然が平和でありますようにという願いを込めて各大陸が終わる毎に少し瞑想の時間をとりました。今回は、全ての先住民の国々を含む地域まで日本語と英語で祈りを捧げました。現地にお集まりいただいた皆様、ズームでご参加いただいた皆様、意識を向けていただいた皆様に心より感謝申し上げます。
私は、日本全国のいろいろな地域で、地元の方々が中心となったWPPCが開催され、日本のいたるところで平和が発信され、その波動が人や自然に共振、共鳴し大調和に向かうという明るい未来が来ることを願っています。やがて、その流れは、世界中に広がってゆくと思います。自然と人類の大調和、地球の蘇生復活そして世界平和の完成を思い描きながら、これからもご一緒に進んでいきたいと願っています。
(Z. K)
【福岡天神WPPC開催レポート】
4月27日、福岡・天神中央公園で開かれたグローバル・ヴィレッジ・ユニバーサル・フェスティバルで、45分間のWPPC(ワールド ピース プレヤー セレモニー)を行いました。
子どもからお年寄り、ベリーダンサーや仮面ライダーたち、外国人の方々まで、いろんな人が国旗を掲げて、一国一国に平和の祈りを届けました。 (写真は、それぞれの国の平和を願いながら、色とりどりの旗が掲げられた瞬間")
フィナーレでは、宮崎から来てくれた6人家族を中心に「君は愛されるため生まれた」を大合唱。会場中が温かな一体感に包まれました。
そして、セレモニー前には太陽を囲む「ハロ」、終わった後には本物の虹まで! まるで祈りに応えるような自然からのプレゼントでした。
最後は、ピース・カッティング・デザインを紹介しながら「平和は一人ひとりの心から」というメッセージを込めて締めくくりました。
およそ30名が参加しました。あたたかなサポートをしてくれた皆様、本当にありがとうございました。
(M.M)
4月29日に今回で10回目を迎えた岡山県サムハラ神社のWPPCを開催しました。現地には大阪サムハラ神社の荻野大輔宮司ご臨席のもと、地元の岡山はじめ、大阪、京都、広島、山口、高知、兵庫、三重、愛知、佐賀などのご遠方からもご参加いただき、またオンラインでは約160名の方々にご参加いただきました。
山頂で、母なる地球自然に感謝しつつ、大陸毎に世界各国の平和を祈るWPPCを開催しました。この日は祝日で、好天でもあったため、参拝に来られた方々、お子さん方もたくさん参加してくださいました。
フラッグセレモニーの中では、ウクライナ出身で現在、岡山に住んでいるターニャさんがウクライナの国旗とロシアの国旗を両方持って両国の人々の平和を祈ってくださいました。また、お祈りする人々のエネルギーとインスピレーションを受け取り、表現する地元のアーティストのタキさんにも参加していただき瞑想の時間をとりました。
その後、「地球讃歌」の詩と共に自然への感謝をイメージして瞑想しました。最後は、荻野宮司より閉会のお言葉と今後のWPPC継続への励ましをいただき閉会しました。
10年間支えていただいた現地参加の皆様とオンライン参加の皆様に心より感謝申し上げます.
(Z.K)